鬼守の巫女・番外編

翌朝、一睡も出来ないまま、フラフラと学校に向かう。

いつもの様に校門を抜け、玄関を過ぎ角を曲がれば、僕の教室に続く真っ直ぐな廊下。

そこをトボトボと歩くが……足が重い。

……どうしよう。

その言葉だけがグルグルと頭の中を廻り、また大きな溜息が漏れた。

しかしどんなにゆっくりと歩いても、そんなに距離のあるわけでもない廊下は終わりを迎える。

教室の扉の前に立ったまま、深く深呼吸をすると……思い切って扉を開いた。
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