鬼守の巫女・番外編

すでに時刻は八時半を回り、お腹がキュルキュルと空腹を訴え出している。

机に突っ伏したまま辺りを見回すと、だだっ広いフローリングの部屋の中を観察する。

あまり物の置かれていない綺麗な部屋。

……まるで生活感が無い。

まるでモデルルームの様に広く綺麗なこの部屋で、彼は一人暮らしをしている。

魅麗と瑠愧もそれぞれ学校近くのマンションを借り生活をしていた。
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