3日目のプロポーズ
「あれ君は?」

寝ぼけてるのか部屋に人がいることにあまり驚いた様子もなく社長は体を起こした

「柊花音です。先ほどはぶつかってすみませんでした。その上、間違えて大事な書類を持っていってしまい本当にすみませんでした」

「ああ、書類ね。わざわざ届けてくれてありがとう」

そういって私の手から書類を受け取ろうと手を伸ばしてきたと思ったら

なぜか私の手首を握りベッドの上にいる自分のほうへと私を引き上げた

そして私は社長の腕の中にすっぽりと包まれていた

いったい何故?


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