3日目のプロポーズ
ダメだしされて落ち込んでた私は

少し考えたくてデザイン画持って休憩にいっていたのだ

部署に戻ると半分くらいの人数になっていた

就業時間はとっくに過ぎたからだ

さてと頑張ってデザイン画の修正をしなくっちゃ

自分の席につきダメだしされたデザイン画とにらめっこをする

『使う子供の立場になって』

さっき社長からいわれた言葉が頭をよぎった

そうだ!子供の立場になって考えなくちゃ

私今までいいデザインを考えることしか頭になかった

そうだよ、使うのは子供達なんだから

子供の立場になって考えなくちゃ

そのことに気づいた私はスラスラとデザイン画の修正ができた



「お疲れさん」

デザイン部でも、一番のアイデアマンといわれてる加納隆彦(かのうたかひこ)先輩がコーヒーを持ってきてくれた

「ありがとうございます」

「頑張ってるね。どう出来は?」

「さっきよりはよくなったと思うんですが」

そういって修正したデザイン画をみてもらう

「へー、よくなってるよ。これなら部長を納得させられるんじゃない」

「本当ですか?」

それが本当ならめちゃくちゃ嬉しいよ


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