『想い方』
オーナーがくしゃっと笑い、みんなに言う。
「今日から入る、あやちゃん。分からない事は教えてあげてな。」
私は頭を少し下げた。
「は―い!教える教える!」
派手な子が手をあげて言ってくれた。
次はオーナーの部屋に通された。
小さいシャワーと少し大きめなソファーが置いてあった。
オーナーが口を開く。
「何も分からないまま、すぐお客さんの前に出す事は出来ないんだよ。」
意味が分からなかった。
「今から俺をお客さんって事にして、ホテルの部屋に入った後の順序を教えるからね。だから実際にしてもらう事になるよ?」
あ~、そうゆう事か。
『はい。』
「でも俺はイカないからね。教えてる立場なのにイっちゃったらむかつくでしょ?笑 タダ働きみたいで。笑」
『…はい。』