『想い方』
ピンポーン
「アズ?」
『だよ~。』
「入って!」
『お邪魔しまぁす…。』
冷たい様な…
変な空気が部屋にはあった。
智也が振り向き私と眼が合う。
「よ―。久々だな。」
『お久。』
「まぁ、座って?由香、アズのココア作ってあげて?」
「…うん。」
『ありがとう。』
カチャカチャ…
由香がココアを作る音だけ響いてた。
「はい。熱いから気をつけてね。」
『あんと。』
沈黙が続く。
ココアを口に含んだけど、味が無い様に感じた。