『想い方』
――――
――
一週間が過ぎた頃
私は自分の部屋から出る事も
[女]と話す事もしなくなった。
あれだけ幸せを想っていたのに。
ねぇ?
由香…?
料理教えてくれるんじゃなかったの?
幸せになる為に、援交やデリをやったんじゃなかったの?
なんで死んじゃうの?
ねぇ?
智也…?
由香を幸せにするんじゃなかったの?
由香特製ハンバーグ食べるんじゃなかったの?
ねぇ?
結婚するんじゃなかったの???
借金三人で返すんじゃなかったの??
いくら考えても誰も何も答えてくれなくて。
独りぼっちになった私の心はもう限界だった。