『想い方』
~♪~♪


軽快な音楽が由香を呼ぶ。




「もし~?」


『もし―、話終わったから由香ん家向かっていい?』


「家には居たくないから、外行きたい。」


『はいよ~じゃあ、角のコンビニで待ち合わせしよ。…なんかあった??』


「うん、会ったら話すね」


『分かった。今から向かうね!』




電話を切った後少し考えた。


多分、由香のところにも学校から電話があったのだろう。

色々と親に聞かれたんだろう。


明らかにテンションが低かった由香の声。

心配になり、急ぎ足で向かった。


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