『想い方』
由香の反応は意外なものだった。

「そうなんだぁ…。」


『あれ?驚かないの?』


「驚いたよ。でも今って援交してる子多いじゃん。ニートの子とか。」


『うん。。でもまさか、沙織さんがしてるとは思わなかったぁ。』


「処女を高く売ってる子もいるぐらいだしね。」


…。


なんか…
寂しい気持ちになった。
私がまだ処女だから…。



~♪~♪


急に由香の携帯が鳴った。

智也からの着信音ではない。


「…親なんだけど~。」


由香は
はぁ~。
とため息ついてから電話に出た。


「なに?」




「はぁ?明日?」






少しキレ気味で電話を切った。

明日何かあるのか、気になったから聞いてみた。


『明日どしたの?』

「まじ面倒だよ!明日アズとアタシで学校行けだって。担任が話あるらしいよ。」


『面倒~…。』
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