『想い方』
教室にも誰一人いなかった。
黒板を見ると
体育館集合
とだけ、書かれていた。
『あれ?体育だっけ?』
「……。」
由香の反応がない。
『どうしたの?』
由香を見ると、担任の机の前に立っていた。
『由香?』
由香に近づくにつれ、担任の机の上に何か置いてあるのが見えた。
『それ何?』
由香の後ろから担任の机を覗き込む。
一瞬時間が止まった気がした。
ジャージ
私と由香の学校ジャージ。
ズタズタに切られてあった。
『………。あ~ぁ…』
なんかもう、驚きとか怒りじゃなくて
呆れた。
「アタシ、ジャージロッカーの中に置いておいたはずなのに……!!」
由香が急いで廊下にあるロッカーまで走る。
黒板を見ると
体育館集合
とだけ、書かれていた。
『あれ?体育だっけ?』
「……。」
由香の反応がない。
『どうしたの?』
由香を見ると、担任の机の前に立っていた。
『由香?』
由香に近づくにつれ、担任の机の上に何か置いてあるのが見えた。
『それ何?』
由香の後ろから担任の机を覗き込む。
一瞬時間が止まった気がした。
ジャージ
私と由香の学校ジャージ。
ズタズタに切られてあった。
『………。あ~ぁ…』
なんかもう、驚きとか怒りじゃなくて
呆れた。
「アタシ、ジャージロッカーの中に置いておいたはずなのに……!!」
由香が急いで廊下にあるロッカーまで走る。