『想い方』
「担任はこの事話したかったのかなぁ?」


『きっとね。。』



教科書もアイロンもプリ帳もロッカーの中に戻した。


そのままの足で職員室へ向かう。





お互い何も話さなかった。

同じ気持ちだったから。

同じ痛みを心に受けたから。

言葉は要らなかった。



ガラガラッ

職員室の戸をあけると、先生達が数人戻ってきていた。



奥にあるパイプ椅子に腰掛け、担任を待った。



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