『想い方』
親
学校を行かなくなってから由香と私は、毎日居酒屋のバイトをしながら、毎日遊んだ。
寝るところは、ネットカフェだったり、カラオケだったり、智也の家だったり。
智也と由香は相変わらずな関係で、まだ友達止まりって感じだった。
日サロ行って、エクステ付けて、私は口にピアスあけて、由香は鼻にピアスあけて、どんどんヤンキーからギャルへと変わっていった。
親からたまに連絡あったけど、
由香の家にいる
って言い訳し続けた。
由香は親からの電話を無視し続けてたけど、私は出来なかった。
たった一人の母親だから…。
でも、他の人から見たら[プチ家出]になるのかな?
親が昼間働いてるのを見計らって服を持ち出したり、洗濯したり。
クラブだって覚えたし、シンナーだって覚えた。
とにかく毎日が楽しくて楽しくて仕方がなかった。