『想い方』
クリスマスパーティーも終盤へと差し掛かり、あと10分程度でクリスマスイブからクリスマスに日付が変わる。
その時由香が
トイレ~
と言いながら立ち上がった。
私と智也が2人きりになった。
「なぁ~アズ。相談なんだけどなぁ」
智也が小声で話しかけてきた。
『ん?何?』
「12時ぴったりになったら、由香に告りたいんだ…。」
『まじ!?』
胸がドキドキ鳴りだす。
「あぁ。それを見守っていてほしいんだ…。」
『全然OKだよ!』
「ありがとう~。」
ガチャ…
由香がトイレから出てきた。
由香の顔を見ると私の顔が自然ににやけてしまう。
もの凄く嬉しかった。