金木犀〜恋の香り〜

どうしていいか分からない俺は、オロオロ状態で。

「南…どうした?」


「ごめんね。思い出しちゃって…。」


「大丈夫か?話せる?」


「うん。その人ね…あたしの前から突然いなくなったんだ…。きっとフラれたの。連絡がとれなくなって何回かここに来たけど…もう辞めたって言われてね。だから…あたしの事きっとキライになっちゃったんだって…」


「そうか……。」
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