金木犀〜恋の香り〜

「知ってたよ〜俺。南ちゃんが、修二さんと付き合ってたこと」



「え!?何で!」


「お前は覚えてないかもしれないけどさぁ。俺、あそこのカフェでバイトしてたもん。そこで南ちゃん知った訳だし」


「マジかよ…!」

「うん。修二さんさぁ突然辞めちゃうし。南ちゃんめちゃくちゃ悲しそうでさ…」

「そうだったのか。てかお前もっと早く言えよ〜」


「言えるかよ〜!お前が変わったら言おうと思ってたんだ」


「変わったら…?」

「そ。」
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