金木犀〜恋の香り〜
「はぁ?マジだ?いつ撮ったの?」
「あ…私たちじゃなくて友達がくれたんです」
「あっそう…。これ立派な犯罪ね!ってお友達に伝えといてね〜」
珍しく、瞬平がキレ気味に言った。
確かに怒って当たり前。
盗撮っていう立派な犯罪だもんな。
「ごめんなさいっ。あ!あの何でここに…?」
「友達待ってんの〜。じゃぁ君達バイバイ!」
「ねぇ真由いいの?今しかチャンスないよ?」
「え〜無理だよ…」
瞬平がバイバイって話終わらしたはずなのに、まだコソコソしてる。
だり〜な、こーゆーの。
「まだ言いたい事あんの?なに?」
「あのっっっ…メアド教えて下さ…ぃ。」
「よく言った真由!」
「偉いよ〜」