金木犀〜恋の香り〜
予想以上の可愛さに、びっくりしてる…。
「可愛いいだろっ?頑張れよ〜!」
なんてちっせぇ声でいいながら、肩をツンツンしてくる瞬
ちっちゃい背。
肩まで伸びたサラサラな髪。
ぱっちりした瞳。
ちょっと子供っぽい顔。
透明な声。
今まで出会った事のない何かと、
ずっと前から知ってるような懐かしさを、
合わせ持ったような印象。
うん。いい感じ!
その日は、夜飯を食べただけでお開きとなり
瞬は葉月を、俺は南を送ることになった。