甦り~いつも共に~
また、おしゃれな若いスーツ姿の男が言い寄って来ている。

どこかの店のスカウトだろう。

ユキは全く相手にしない。

通り過ぎてきた過去なのだ。

ユキの容姿には、それを納得させるだけのものはある。

今している格好も、どんな流行りが来ようと、ユキには似合っている。

いつでも通用する服を、そして、自分に似合った服を間違いなく選ぶ。

ユキは自分自身を理解しているのだ。


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