甦り~いつも共に~
ユキは、確かな理解のないままの結果に、少し苛立ちを憶えた。

しかし、ユキ自身も勝手な行動をした。

本来は、それを咎められる立場にある。

ここは、ひとまず受け流す事にした。

「それとさぁー、新しいコーナーを作ろう!」

シュンは、嬉しそうな表情をした。

それは、まるで、少年が新しい遊びを考え出したような感じだった。

「コーナー?」

キョトンとした顔をするユキ。

「こいつにたくさんの友達を作ってあげるんだ!」

そう言って、急いで玄関を出て、タペストリーを下げた。


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