甦り~いつも共に~
幼馴染みであるタダシもそうなのだろう。

「その点、お前は気楽だよなぁー。」

先程の言葉に、全てが集約されている。

タダシもまた、組織に縛られて苦しんでいるのだろう。

だから、たまにやって来ては息抜きをする。

シュン自体、苦労が全く無い訳でも無いはずだ。

しかし、一般サラリーマンから見れば、十分気楽にやれているはずだ。

それを承知しているから、シュンは言葉を返さない。


< 164 / 406 >

この作品をシェア

pagetop