甦り~いつも共に~
今日は、ナツミが来る日。

こちらが構えれば、相手も構える。

気楽に待ってれば、相手がやって来る。

飾る事が無ければ、相手の肩の力も抜ける。

そうすれば、自然と思いが湧き出てくる。

それを、優しく受け入れ、そして、温かく返す。

ただそれだけでいい。

今は、その余裕は充分にある。



ユキは、そう考えながら支度を済ませ、

“未完成”

へと向かった。


< 176 / 406 >

この作品をシェア

pagetop