甦り～いつも共に～

店前に来ると、シュンが準備をしていた。

「おはようございます！」

「あっ、おはよう！」

「あとは私がやります。」

「じゃあ、お願い。」

ユキは、すっかり“未完成”の一員になっていた。

シュンも、ユキの存在に、充分な程の安心を憶えた。



午前から夕方にかけて、十数名の来客があった。

商品を受け取りに来た客。

紹介を受けて来たと言う客。

ふらりと立ち寄った風の客。

いろんなタイプの人間が来た。