甦り~いつも共に~
「逆に、そのかすみ草だって、十分主役になってるよ。」

そう言って、ユキは笑って見せた。

ナツミは、改めてコップを見る。

「むしろ、引き立てるって事は、ある意味凄い事だと思うの。」

今度は、ユキを見つめながら、真剣な表情で聞いている。

「引き立てたり、主役になったり、この花っていいよねぇー。」

「応用、柔軟って事だな。」

シュンが、補足した。

「それそれ!」

ユキが、相づちを打つ。


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