甦り~いつも共に~
「授業はちゃんと聞く、分からなかったら尋ねる、帰ったら復習する。これをしっかりしておけば、十分な成績は取れるはずよ。」

「えっ?」

思わずシュンの口から言葉が漏れた。

それをナツミが聞き逃さなかった。

「プッ。」

ナツミは、吹き出しそうになった口を慌てて押さえた。

「いやー、俺は予習ばっかりしてたからなー。」

そう言いながら、シュンは、頭をボリボリかいた。


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