甦り~いつも共に~
「へぇー、そうなんだ。」

そう言って、デコ電を見直す。

「まるで、ドラクロワね…。」

ユキの口から、ポロリと言葉が出た。

「ん?今、ドラクロワって言った?」

その名前をシュンは聞き逃さなかった。

久しぶりに聞く名前だ。

「ええ、そう。」

「ドラクロワって、あのフランスの?」

「そう…。」


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