甦り~いつも共に~
後方からは、飲み終わったと思われる団体がやって来た。

結構、騒いでいる。

時間が長く感じられる。

シュンはイラついた。

団体が近づいてくる。

周りを全く気にしていないようだ。

男同士おんぶをしている者。

肩をぶつけ合っている者。

振り返りながらしゃべって歩いている者。

そのうちの一人が、勢い余って信号待ちのユキ達にぶつかった。

ユキが、はじき飛ばされる。

「危ない!」

シュンが叫んだ。


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