甦り~いつも共に~
シュンは、椅子から転げ落ちたかと思うと、急いで反対側の壁に走った。

そして、壁を背にし、両手は広げ、体は半身、目はしっかりと閉じられた。

まるで、何も見えてません、と言うかのように。

明らかに壁と一体となり、固まっている。

ユキとナツミは、キョトンとした。

シュンは、ゆっくりと片目を開け、顎で、その客を示した。

二人は、ようやくそれに気付いた。


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