甦り~いつも共に~
それは、1分にも満たない出来事。

シュンは、壁で固まったままだ。

ユキは、倒れたシュンの椅子を元に戻した。

ようやくシュンは、ゆっくりとその椅子に戻り腰掛ける。

それから二人と同じように、何事も無かったように、作業を始めた。

二人は、手を止め、スローモーションのようにシュンを見つめる。

その視線が、鋭く刺さるのがシュンには分かった。


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