甦り~いつも共に~
シュンは、ゆっくりと、なるだけゆっくりと、顔を上げた。

「弱っちーマン、だね。」

ユキが、ポツリと呟いた。

それを聞いて、ナツミはクスッと笑った。

「な、な、何か、か、買って来ようか?」

シュンは、急いで立ち上がり、ポケットに手を突っ込んだ。

「お金はある。」

「よし!アイスがいいね。」

「いや、ケーキかな?」

「とりあえず、行って来るよ。」

一人で立て続けに喋ったかと思うと、玄関へ向かった。


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