甦り~いつも共に~

改名

しかし、それも時間と共に、ほとぼりが冷めて行く。

それとは裏腹に、気温は真夏へ向けて上昇して行った。

あの日以来、アイスをおごる事が、お決まりになったシュンは、教室の合間に近所のスーパーへ出掛けた。

シュンにとっては、都合のいい休憩なのだ。

今夜は、いつになく、ニコニコして帰ってきた。

「ジャーン!」

シュンは、エコバッグからアイスを取り出した。

そして、「どうだ!」とばかりに二人に見せた。


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