甦り~いつも共に~
実際、今、鹿児島の典子に会えば、同じように“気楽”と言われるだろう。

事実、重たかった鎧は、もう背負ってはいない。

しかし、自分自身では、それを認めつつ、否定もする。

それは、今ある中で、精一杯努力をしている自信があるからだ。

逆に、それに、とらわれない方がいいのかも知れない。

そう考えると、シュンが、タダシに言葉を返さなかった理由が頷ける。


< 263 / 406 >

この作品をシェア

pagetop