甦り~いつも共に~
第4章 旬彩処 食房Ⅱ

ユキシュン

夕立が夏の終わりを告げる。

夕暮れの空が、深みを増す。

その色が、人々に感情の種を蒔く。

夏への処方箋だ。

2・3ヶ月で効き始め、感情豊かという効能になってあらわれる。

それが、芸術という実になる。


< 298 / 406 >

この作品をシェア

pagetop