甦り~いつも共に~
食房は、8割程の客で埋まっていた。

カウンター中央は、ホーの指定席。

「そろそろ、秋の旬物だな、マスター。」

マスターに話し掛ける。

「あいよ。」

料理に追われているマスター。

バタバタしている。

だから、そんな適当な返事をする。

常連への甘えだが、ここでは許されている。


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