甦り~いつも共に~
すると、

「生2つ?」

カウンター手前の男性客が声を掛けてきた。

先程の男性だろう。

年は40代後半、白髪混じりで眼鏡を掛けている。

右手に持ったタバコの灰が今にも落ちそうだ。

すでに“出来上がっている”ようだ。

おそらく、一番古くからの常連客だろうと察しがつく。

仕切っているようだが、嫌な感じはしなかった。


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