甦り~いつも共に~

有難う

「私をどう見えますか?」

男性は、まずそう尋ねた。

「最初は、ぼくとつで、取っつきにくい感じだったでしょう。」

そして、自分で答えを出した。

「いいえ、そんな事ないですよ。この辺りでは見掛けない服装だったので驚いたぐらいです。」

けーちゃんは、はっきり答えた。

「有難うって、おっしゃられるので、気分もいいですし…。」

「ああ…、その言葉は、二人に教えられました。」

「二人って、ユキちゃんとシュン君ですよね。」

「ええ、その通りです。」


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