甦り~いつも共に~
「“何があったか分かんねぇーけど、とりあえず空を眺めてな。

そしたらきっと、いい事あるよ!”

そう言ってくれて、このコップをくれました。

私にとっては、二人の温もりとコップは冥土の土産のつもりでした。

最後の、いや最後に甘えようと…。

気付くのが遅かった…。

私は二人に礼も言わずに、再び街をさまよいました。

その日は死にきれず、翌日、何気無く空を眺めてみました。


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