甦り~いつも共に~
「いらっしゃい、いつから居たの?」

シュンは、気さくに尋ねてきた。

「そうねー、ずっーと前。生まれる前からかなぁー。」

ユキは、軽く答え、適当にあしらったつもりだった。

「じゃあ、前世からのつながりだな。」

シュンは片付けをしながら続ける。

「生まれてきたのには何か意味がある。こうして君が来たのも、そして、ここに居るのにも意味がある。全ては必然だな。巡り会いを大切にしよう。」

そう言って、笑顔を送った。


< 44 / 406 >

この作品をシェア

pagetop