甦り~いつも共に~
(何年ぶりだろう?こんな気持ちで笑ったのは…。)

「お礼にさぁー、こっちのコップ、プレゼントするよ。」

シュンが差し出したのは、どうみてもアルミ製のものだった。

「これって?」

「そう、アルミ製。前線の兵士達が使ってたようなもの。よく映画で出てくるだろ。」

シュンは笑っている。

「ん?」

「君も仕事の最前線で働いてるんじゃないの?つかの間の休息にどう?」


< 55 / 406 >

この作品をシェア

pagetop