甦り~いつも共に~
いずれにせよ、そこの青さには、何か超越したものを感じた。

魅せられるという事は、こんな事なんだと、時間を忘れてたたずみ、明らかに、浄化されていくような感覚になった。

それ以来、その色を、ジョード・ブルーと呼び、一番のお気に入りである。

その色が、空を覆い尽くしている。

都会では、この時期にしか味わえない貴重な瞬間だ。

そのジョード・ブルーとバラのピンクとが、優しく溶け合う。


< 7 / 406 >

この作品をシェア

pagetop