この涙が枯れるまで
『ナナ…今日はいろいろあったね』
『ん…そうね。でも嬉しかった』
『そう?』
『うん…優のおかげよ?ありがとう』
『ナナ…キスしていい?』
『えっ…うん』
僕は軽くナナにキスをした。
初めてのナナとのキス。緊張したけど、嬉しかった。
少しずつ、ナナの唇から離れていった。
次の瞬間、ナナからキスをしてきた。
『うえ!?』
びっくりして、何が起こったのか分からなかった。
『…したくなったの!!』
頬と耳を真っ赤にしたナナ。
ナナ…愛しい。
僕はナナをベットに倒した。
『ナナ…怖い?』
『大丈夫…優がいるから…』
『恐くなったら言って?やめるから』
『…うん…』
『大丈夫?』
『優…私をもらって下さい』
僕は堕ちて行った。
深い、深いキスへと。
そして深い、深い甘い世界へと。
ナナ…
君が言った言葉は、今でも思い出すよ。
あの言葉は…
とても素敵だった。