この涙が枯れるまで


『…百合』




『優…君』



僕達の体温が入り混じる。



僕達は甘い甘い世界へと、


足を踏み入れた。




百合と久しぶりにひとつになった。




『ねぇ…優君…私幸せ』



『うん…俺も』




『幸せすぎて怖いんだ…何かあるんじゃないかって…』




『そんな事ないよ?ずっと続くよ』



『…優君…大好き…』




僕と百合は二人で寄り添いながら眠った。



『優~!!入るよ?いるんでしょ?あんた早くCD返して!!』



いきなり部屋に幸が入ってきた。


『幸!!ダメ!!』


僕は慌てて、幸を止める。


でも遅かった。


幸は百合を見た。


『あれ…?百合ちゃ…ん?』



『あ~もう…』



『あっお久しぶりです』


『何?どういう事?』



『後で話すよ…百合まず服着ろ?』




『ごっごめんっ!!』


僕は一旦幸を部屋から出した。



そして準備が整ったら、幸を再び部屋に入れた。



『優?どういう事?』



『俺…ナナと別れたんだ。んで、百合とやり直す事にした』



『別れちゃったんだ…優は百合ちゃんが好きだったの?ずっと』



『迷ってたんだ…ナナか百合を…で、答えがでたんだ。その答えが百合だったんだ』




『そうなんだ…百合ちゃん…また優をよろしくね?』


『あっはい!!』


『優も大事にしなさいよ?』



『おう!!』



僕は…百合を守り続けます。





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