この涙が枯れるまで


何故百合は僕に相談してくれなかったのかな…
百合は僕と離れて平気なのかな…
目を開けると僕は部屋のベットの上にいた。


でも僕も何故百合に《頑張れ》って言ってあげれなかったのだろう?


百合の事を応援してあげればいいのに。
まだ僕は子供なんだ。
自分の事しか考えられない、自己中な子供なんだ。

僕は起き上がり、パソコンの電源をいれた。
僕は調べる事があった。
それは自分の進路の事。僕は携帯のデータフォルダを開け、今日の写真を見つめた。

僕の夢が少しずつ見えてくる。


僕は…写真を撮りたい。

百合が僕の撮った写真をキレイだと喜んでくれた。
それを見て僕は、百合以外の人にも僕の撮った写真を見てもらいたい。


そして喜んでもらいたい。


僕はパソコンに、《芸術大学》と検索をした。


たくさんヒットした。
僕はひとつひとつ見ていく。



するとひとつの大学に目が止まった。


《○○芸術大学 メディア造形学部》


ここで学ぶ事は、《フォト》《CG》《映画》主にこんなもの。


僕は《フォト》をクリックする。



そして書かれている内容をじっくり読んだ。


読み終わると、僕に新たな感情が溢れ出した。





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