この涙が枯れるまで

僕は外へと出た。
僕が向かった場所。



そう、テニスコート。
僕は4月27日百合に告白したんだ。


僕は百合にフラれてもいいと思っていた。
百合は僕の事好きじゃなくても、僕は百合が好きだったから告白しようと決めたんだ。



告白しようとしてもなかなか言葉が出なくて僕は百合に背を向けてもらった。

僕は百合の背中に名前を書いたんだ。


《ゆり》って。

百合はとてもびっくりしていた。

ごめんね、突然で。


でも百合はこんな僕を好きだと言ってくれた。

百合…僕を好きなってくれてありがとう。


空には僕達を祝福するかのように、星が輝いて眩しかった。
そして僕達は付き合う事になった。


百合を駅まで送っていく。
僕達は手を繋いだまま歩いていく。

あっという間に駅が着いてしまった。


僕は百合と離れたくなかった。
百合をこのまま連れだしたかった。

僕は百合をこんなにも好きだったんだ。


そして次の日、僕は歩と沙紀に報告をした。
とても嬉しいそうだった。
僕も嬉しかったんだ。


そして、いつかの帰り、僕達4人はプリクラを撮ったね。


初めてのプリクラ。
僕は携帯に貼る。
百合、まだあのプリクラは残っているよ。


はがそうとしても出来ないんだ。


百合、百合が僕の携帯を見たらどう思うかな。


まだ昔の携帯が大事にとってあったら、君はどう思うのかな…






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