どこかのカフェであいましょう
どこかのカフェであいましょう
「桔梗、お願いね?後のこと」
「ええ、任せて?」
「この子には、あなたがいる。
でも、他の子達はいないのよね」
「‥‥‥‥大丈夫。時間をかけてでも、陽がやろうとしたこと 必ずやり遂げてみせるよ」
だから、安心してお眠り
なんて言葉は出なかった、言いたくない
「‥‥‥‥桔梗?ありがとう。愛してる」
「そういうセリフをこんな時言っちゃう陽はズルいなぁ。襲いたくなるだろ」
ふふふ、と笑う陽
「こんなことになるなら最後にヤッとけば良かったなあ」
「何言ってんだ、馬鹿」
そう言ってどちらからという訳でもなく
唇が重なった
「彼方を、お願い あの子達も」
「立派にしてみせる。」
「本当、ありがとう」
「何回も聞いたよ、馬鹿」
「幸せに、なって、ね‥‥‥‥」
声にならなかったアイシテルという言葉
ピーーーー という音が部屋の中に鳴り響いた