どこかのカフェであいましょう


「何っで、ちゃん付け!」


あ、そこか。


「なら、優君?」ちょっと首を傾げてそう言ってみた


「いや‥‥‥‥いいわ。ちゃん で、」


なんなんだろう、この 仕方ねえみたいな


あれだ、妥協された感 みたいな



「いてぇな、優の馬鹿!」


床に倒れてた陽太君が起き上がった

おでこが床でぶったからか、少し赤くなってる
実に痛そう、とても痛そう


「今日、お前夕飯当番だろ。」


「え〜」なんて言ってる陽太君に比べ、

「え〜じゃないから、え〜 じゃ」なーんて言ってる優ちゃん。


「藤臥、もう作ってるから!手伝ってこいよ」


「へいへーい」なんて言いながら、しぶしぶキッチンに向かっていく陽太君



この二人は、なんだかいいコンビだなぁ‥‥‥







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