どこかのカフェであいましょう


「あ」


「は?」


部屋を出ようとドアを開けると目の前に

「蓮真‥‥」


「庵ですー。」


ああ、そうそう 庵さん。


「飯」


「はあ」


「後、何で俺だけ苗字」


いや、だって、いや、そりゃ

なんとなくです、なんとなく


「あれか、名前を忘れたのか、わざとか」


どちらも正解です。はい、ごめんなさい


「まあ、いいや‥‥‥‥」


そう言って彼は藤臥の部屋の隣の隣の隣の部屋に入ってドアを閉めた。

と思ったら、また開いて顔だけまた出てきた

「俺も、庵でいいから。馬鹿女」


と、言い残しまた扉を閉めた



ば、か、お、ん、な、

っていったか?あの男






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