どこかのカフェであいましょう
「大体、何なんだよ!!家族?笑わせてくれる!!」
ガタンといすを後ろに蹴り、部屋から出て行こうとする蓮真君
「座りなさい」
静まり返っている時、
父のその声だけが響いた
「庵、座りなさい。そしてみんなに謝りなさい」
「何で謝んなくちゃなんねーんだよ」
「あなたのその行動がみんなをびっくりさせたでしょう」
「…」
「謝りなさい」
「知るか…」
そう言ってバタンと力強くドアを閉めていった
「…はあ〜」
父はテーブルの上にひじを突きため息をついた
「…ごめんね、奏太ちゃん。
最近あいつ寝不足だから機嫌悪いんだよ」
…もしかしてやっぱりさっき
寝てたのか?
「桔梗さん、ちょっと行ってくるね」
陽司はそう言って部屋を出て行った