どこかのカフェであいましょう

奏太side――

「肉、と後はー」

優瑛君にさっき蓮真からメールが来て、あたしは今から優瑛君と買い物に行って夕食を作ることになった

「まー、これくらいでいいか。奏太何か欲しいもんある?」

カゴの中に品物を入れられ、我に返る

「特にないからいいよ」

「そう?ならカゴかして」

有無を言わないうちに手からカゴを取られた

「え?」

「重いだろ、俺が持つからいーよ」

「あ、ありがとう。優瑛く」

ち、違う違う違う!

「は?」

「ありがと。優ちゃん!」

無言でスタスタ前を歩いて行った
と思ったら立ち止まってこっちを向いて

「ほら、行くよ」

不機嫌そうな顔してそう言うからフッと笑ってしまった
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