どこかのカフェであいましょう


「何、作ってくれんの?」

テーブルの上にある優ちゃんが置いて行ったマイバックの中身を1つずつ順番に出して置いているのをボーッと眺める

「‥聞いてる?」

「‥は?」

「いや、は?じゃなくて‥何作ってくれんの?って聞いてるんだけど」


「‥さぁ?」


部屋はシーンと静まりかえった


「ぶっ」

静まりかえった部屋に蓮真の笑い声が響く。
それを顔を傾げて見ていると、目に溜まってた涙をふいた


「いや、ごめん。笑えた」

また吹き出しそうになりながらも頑張ってこらえてる顔を見るとこっちまで笑えてきて。
次に吹き出すのはあたしの番だった

「サイアク。」

「ご、ごめんなさい!何か笑えてきて」

「俺だって笑いこらえてんのに」

子供みたいに頬を膨らます姿が可愛くて、また笑ってしまった

これが、ホントの姿なのかもな



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