シルバーウルフ -Is this love?-
スチール扉を開ける。

 装弾6発。

 リボルバー2丁を左右に握る。





くたびれたスーツ姿の保安要員2人がいた。


 1人は長身のスキンヘッド。

 もう1人は小太りのクロブチ眼鏡。


“どうやって入って来た?”

唖然と口を開けている顔に“そう”書いている。


「お前ら、そんなに開けていたら、蚊が口に入っちまうぞ?」


ニヤリと唇がつり上がったのが自分でも分かった。


分かった瞬間に左右のリボルバーの引き金を躊躇なく弾いた。





それぞれの

ど頭に命中した。


脳しょうと血液を撒き散らす2人。


後ろに吹っ飛ぶ。





「お前ら、仲良しこよしだな。」

思わず笑っちまう俺。



鼓膜をつんざく轟音の残像。

鼻にまとわりつく硝煙の香り。





 さぁ……




 「"It's showtime!"」




 な~んてね。


背中の電力線に高電圧が走る。

ゾクゾク身震いが止まらない俺。







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